おすすめの家具



素材やデザイン 家との調和の取れた家具を求める人が多くなりました

建物にあわせて作る場合もありますし
単独で発注を頂く場合もあります

次にご紹介をするのは これまで試行錯誤しながらデザイン
加工方法を進化させてきた物たちです。
いわば耕木杜のスタンダード商品です。

素材がきちんとしている事 シンプルでかつ品があること
長く使っていただけるように見えない所に
木の性質を考えた工夫があります。

こういった家具を一つずつ 増やして行きたいと思っています

【楢 ぶな科】 
落葉高木 建材に使われる物としてはミズナラ コナラが代表的
昔 イギリスを始め今アンテイークと呼ばれる家具の多くにに北海道の楢が使われている
木肌の品の良さに加え 虎府(とらふ)と呼ばれる板目に出る独特の木目は風雪に耐え育った証なのだろうか
北海道の楢は目が詰んでいて品質がよく 当時殆どが ヨーロッパに渡って行った。
当時英国をはじめヨーロッパの人々が 良い物を大切に受け継ぐ文化を持っていたにしても 
長い年月 人の視線に耐えられると言う事はその木の持つ素質なのでしょう。
現在道産物の楢を一般住宅の家具の材料として買う事は値段的にも 貴重さと言う点からも大変難しいが
楢の持つ魅力を多くの人に伝えられればと思います。
そして今後 直接北海道の木材業者の方とルートを持ち 丸太で買い付け 製材 加工し
家具だけでなく 住宅の仕上げ材にも使えるようになりたいと思っています。
「仕事・家無垢の家」で窓枠 建具枠 外部に面する建具 造りつけカウンター(4m)流し台他
手鉋【かんな】で仕上げ 加工取り付けしました。ここには長さ240cm幅90cmのテーブルも楢で納めせていただきました。

【無垢の家】お客様の希望で床にあわせ着色 床チーク無垢板 蜜蝋wax仕上げ


「楢 無垢テーブル」 スタンダードタイプ

吸い付き桟と天板【無垢の家のテーブル】2.4mx90cm 大きいので桟は3本

天板脚の溝を掘る

 脚を組んだ幕板と桟を組む

接合部分の加工

天板に脚を取りつけてもうすぐ完成です【無垢の家】 

天板 大きさに応じて板4〜5枚接ぎ合せ 吸い付き桟 脚 角物4本 取り外しは不可
手鉋仕上げ
 【無塗装】

吸い付き桟と天板は接着糊貼りはしてありません。
これは無垢の板の収縮〔湿度 経年による硬化〕による割れを防止する為です 
きちんと加工し 組んでありますからがたつく事はありません。
接ぎ合わされた無垢の木はある程度自由に収縮を繰り返し 年数を重ねると落ち着きます。
その間ぴしっと音がする場倍がありますが桟と天板の密着が良いせいで問題はありません。

材料買い付け
これまで材料を買う時は 材木問屋さんと電話での取引をしていました
高い材料は買えませんから ひとバンドずつまとめて買います
寸法も品質も(もちろんここからここまでと範囲は決まっていますが)まちまちです
目の詰んだ物 柔らかい物 材料に合わせて用途を決めますが どうしようも無い所も正直あります
今回は実際木場の材木問屋を訪ね品物を見て買いました

最近は材木問屋でも在庫を持つのは難しい状況です
何とか納得ののいく楢を良心的な値段で買うことが出来ました
もちろん現金払い トラック横付け。配送料はもったいないし返品も当然不可

作業場に持ち帰り 
早速 仕分けます
割れ防止に蝋を塗ってある小口部分を切り落とし 長さ 幅 厚み 木目と用途を考えながら分けていきます。
ほぼ1立米購入した材料からテーブル用に5枚分の木取りが出来ました。
今回は 表面を削り 厚みを揃え 剥ぎ合わせから 吸い付き桟を取り付けるとこまで加工し
後は欲しいと言う人が決まったら天板までの高さを相談して 脚と枠板を取り付ける段取りです

今回製作中のテーブルの寸法及び希望販売価格をお知らせします  (税込み)
NO.1 天板 長さ1817mm幅838mm厚み28mm \245,000
NO.2 天板 長さ1816mm幅813mm厚み33mm \245,000
NO.3 天板 長さ1795mm幅870mm厚み28mm \248,000
NO.4 天板 長さ1620mm幅850mm厚み28mm \240,000
NO.5 天板 長さ1562mm幅925mm厚み28mm \250,000
NO.6 天板 長さ1130mm幅950mm厚み28mm \230,000
天板までの高さは約70cmでご希望に応じます脚は7cm前後角
それぞれ表情が微妙に違います.出来れば是非作業場で実際に見て選ぶ事をお勧めします

NO.1

NO.4
運搬費 塗装費は別途となります。 
近くであればなるべくお届けに伺いますがそれ以外は実費着払いで宅配にて対応いたします



「ABOチェアー」  楢 無塗装


シリーズ4 世界でただ一つ 刻印で製造番号を刻んであります
今 合間を見て作っているのがシリーズNO.5 仕上がった順番に番号を刻んでいます
現在はno.36 在庫は7脚です。2003年の年賀状ではWプレゼントの景品にしてご好評を頂きました。
背もたれが無く 椅子としてはもちろん ちょっとした物を置いて 飾ったり 知り合いの建具屋さん 
鍛冶屋さんにも使っていただいています。何処でも邪魔にならず 又安定感は抜群です。
もちろん素材は楢の無垢です。あまり大きくなく何処に置いても邪魔になりません
座面は2枚の板を剥ぎあわせ お尻の形に僅か窪ませてあります。座った時にお尻が滑らないように
ワイヤーブラシでざっと表面を荒らしました。

販売希望価格  (税込み)
1 脚で購入される場合  38000円
2脚で購入される場合  74000円【一脚あたり37000円】
4脚以上で購入される場合は 一脚あたり35000円で販売いたします。
運搬費は 別途となります。


近ければ取りに来てください 好きな物を選んでご購入いただけます。
多少であれば座面までの高さをご希望に合わせて加工いたします。
遠方の方でご購入を希望される場合は 写真 メールなどで木の表情をお伝えいたします。
充分ご検討いただいて 納得の上ご注文下さる様にお願い申し上げます


貴重な国産アカシア入りました。早速 テーブル天板に加工しました

「アカシア」は 全国何処でも川辺に生えていて、河岸の防波堤の役割を担ってきた木でもあります
初夏白い花を一杯咲かせ 甘い香りを漂わせます。その形を見ればマメ科であることは納得
しかし本当の名前を知る人は少ないはず。この落葉高木のアカシア別名ニセアカシア
本名は ハリエンジュ エンジュの仲間でした。
この木はとても堅く 曲がりの出やすい性分を持っているので 建築用材としては普及しませんでした。
堅さ故に黄色味を帯びた肌は鉋で仕上げると光沢が出て その色合いと木目で何人かの職人さんに見てもらったが
栗と見間違え アカシアとわかった人はいませんでした。
独特の表情 高貴とも取れる輝き 数年 数十年これを使いこなせたら 
創造もつかない存在感のある表情に育つかも知れません
加工し難い上に製材前の木が細かったのでしょう 乾燥していて状態はいいのですが 
幅が比較的狭く 面もついている 無駄も出そうだ 小物なら充分作れるよと 
材木屋さんも持て余している様子でこちらを手加工が得意と見込んで 破格の値段で売ってくれた。
未知の材料ではあるが チャレンジしてみる事にする
大きなテーブルに成るほどの幅 厚みが無いので 小ぶりのテーブル分として 
5枚分はぎあわせて鉋で仕上げおきました いずれ 栗材で脚をつけたいと思っています。

今回テーブル用に加工したアカシアの板の寸法をお知らせいたします

NO.1  天板 長さ1811mm幅839mm厚み25mm
NO.2  天板 長さ1698mm幅763mm厚み25mm
NO.3  天板 長さ1450mm幅695mm厚み25mm
NO.4  天板 長さ1397mm幅950mm厚み25mm
NO.5  天板 長さ1208mm幅597mm厚み25mm

価格についてはまだ未定です 楢よりは安くご提供できます

ABOザ・チエアーもうすぐデビュー

人は椅子一脚にどれくらいのお金を納得して掛けるだろうか 
有名なデザイナーの椅子はとても高い 
建築家も椅子をデザインする。消耗品ではなくて
一生大事に使ってもらえる家具を作りたい
安楽椅子です 価格設定悩んでいます
量産はしません 一つ一つ手作りで 何度見ても飽きの来ない
ラインを出して行きたいです座面が張られて もうすぐデビュー お楽しみに


お時間をいただけるのならばご注文もお請けいたします

多分その辺で家具を専門に数を作っている人達よりは一つ一つ丁寧に仕上げますから
きっと気に入っていただけると思います。どんな物でもと言う訳には行きませんし
手間が掛かる分それなりに値段が高くなります。もし具体的に計画がありしたら 予算も含めてご相談下さい 

今こんな物をご相談受けています
 ●リビングの肘掛け椅子 ご夫婦用2脚
 ●お孫さんのために 長く使える無垢材の机を 来春の入学まで お打ち合わせ中

塗装

塗装はご要望を聞いてから対応いたします。必要が無いのに無理に塗る事はしません。
これまでに塗った物としては蜜蝋wax 拭き漆 胡桃【くるみ】油など 自然材料による保護材が主です。
基本的にその後ご自身での手入れが出来る物。木の成長を止めてしまわない物 使用目的に応じて相談させていただきます。
どの家具についても基本的な考え方は同じです お手入れの方法についてもご相談下さい。